2024-10-24

「卯田町日記シリーズ」を描いたきっかけ

こんにちは!
秋になり涼しくなったような、しかしまだまだ暑い日もあったりで体温調整が難しい今日この頃。

ブログのタイトルは
一度書いてみたいと思っていた内容です。

「卯田町日記シリーズ」を描くきっかけを書いてみたいと思いました。

(ちなみにGALLERYのページに「卯田町日記シリーズ」の項目があります。)

それは、私が30代の初め頃、
お昼近く、テレビをつけてニュースをみていたら、
突然、ビルに飛行機が激突する映像。
飛行機が爆発し、ビルが崩れてゆく。
それはまさしく「9.11」のあの光景でした。

「映画のような光景が現実に起こってしまった。。」信じられない光景。
だけどこれが現実に起こってしまった。
泣き叫ぶ人々の声。私はショックのあまり絶句したままテレビのニュースをただただ凝視していました。

そのニュースを見終わった後、呆然としていました。同時に恐怖を感じました。

その後、気持ちを落ち着かせ外にでました。
公園近く通ると、空は青く雲ひとつない空。人はほとんど通っていなくて、人の声が聞こえない。ただ風が吹いて、公園の木々のざわめきとお店の旗が瞬いて、なびく音が聞こえるだけ。
さっきのテレビのニュースの光景とはまったく真逆の、のどかで平和な光景が目に映りました。

私はこの時「ああ、ここはなんて平和なんや」と初めて痛感したのです。日本でも数々の事件はあるけれど、全世界レベルで考えると平和なんやなと。

当時、仕事や家庭の事などで悩みが多く困難な時期であったのと精神的に疲弊していた時期でもあったので、自分の中では平和とかそんなことも頭になかったのです。自分のことで精一杯で周りのことは見えてない状態でした。

そして「この平和な光景がいつ破られるかわからない」という恐怖心も湧いてきました。当たり前に思っていた日常生活はもはや当たり前ではないかもしれない。と感じたわけです。

だからこそ、この日常生活を大切に1日1日大切にしなければ!と思いました。
今日、笑っていても明日はどうなるのかわからない。毎日朝起きるたびに「あー生きてるな。自分」と毎日が奇跡やなと感じる。
こうして料理を作り食べること、電車に乗って友達と会って話をすること、眠ること。ギャラリーで数々の作品達を鑑賞すること、描く事、仕事をする事、音楽を聴く事。お笑いをみて笑う事。全てにおいて大切な事。壊されたくない!と。

その事を描きたい!と思ったのがこのシリーズを作るきっかけとなりました。

「なんや、大袈裟な理由やな」と思われるかもしれませんが、かなり真剣に考えて作品を作ってるので大袈裟だろうがなんだろうがこういう事を伝えたいと思う気持ちで描いてますよ、という事を書いてみようと思いました。

まあ、こんな内容誰が興味あるんやろう。。。ないやろなーーなんて思いながら。

ブログで書くことがないのでたまにこういうのも書いてみようかなと思いました。

ほな!👋。

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